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昨年の震災直後、政府から節電の要求が有り、輪番停電の件や、各企業も日曜日に操業し、電気需要が高まる平日を休日にする事などが思い起こされます。原発神話が崩壊し、火急の策として、火力発電にスポットが当たっている昨今です。それに伴って、我がグループでも配管用鋼製差込み溶接式管継手の引合いや、注文が増加して参りました。プラントにより異なるとは思いますが、使用数量が特定の寸法に集中している事が特長なのではないでしょうか。因みに、ある火力発電所の配管は、他の寸法に比べると25A(1インチ)と50A(2インチ)が圧倒的(他の寸法に比べると10倍以上)です。鍛造工場に材料の手配をお願いした時にも、どこのメーカーも皆、同じ物を頼んで来るという話を聞きました。時代と逆行している観もありますが、短納期に対応するには、在庫の豊富さ(少量多品種ではなく、少品種大量)が要になる事もあります。我がグループでも目指すべき所はここで、ABC分析により、在庫品目を減少させる代わりに個々の数量を増加させたいと考えております。
エネルギーの話に戻ります。当座の間は問題にはならないでしょうが、遅かれ早かれ、再び、環境破壊の問題がこれまで以上に議論されるのではないでしょうか。太陽光発電、電気自動車など、環境に負荷をかけない商品や、関連の開発事業。また、高齢化による福祉事業等が、成長産業なのでしょう。我がグループの継手と関係があるとは言い難いですが、何か貢献できる商品を見出す事で、違った世界に入って行けるのではないかと考えております。
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山形営業所は昨年8月に加工工場建屋を260坪ほど増築いたしました。現在の場所へは、2006年に新築移転したので、約5年ほどで空きスペースが無くなった勘定です。
昨今の製造業を取り巻く環境はより一層グローバル化が進み、国内で「ものづくり」をするためには、品質をお客様の要求どおりに作るだけでなく、加えて安く、早く、お届けすることが求められています。お客様の要求に応える為にも、現状に甘んじることなく常に先に進む必要があります。
加工を始めた15年前を振り返ると、本来であれば、弊社が先進の材料や技術を、お客様にサービスとしてご提示して行かなければならないところ、勉強不足・経験不足でなかなかお役に立てるようなものを持ち合わせておりませんでした。そんな時に、お客様のほうから、『技術がないなら、うちの仕事ができるように手を貸そう』と言って下さり、手を借り知恵を借り、ここまで出来る様になりました。時には、お客様の社内で研修させていただき、品質についても良い物ができるまで何度も指導を受け、ようやく前工程を任せてもらえることができました。会社に戻って、その工程を立ち上げる際には、お客様から機械等も貸与して頂き、何とか軌道に乗せることができました。全てお客様のおかげと、深く感謝いたしております。
その時から15年経ち、振り返れば、切断にしても加工にしても、お客様からの手ほどきがあったからこそ、今の山形営業所があると思います。その時その時で、様々な仕事のやり方、作り方を教えて頂き、少しずつできる範囲が広くなり、作れる品物の品質も良くすることが出来ました。またそれが次の仕事をやるきっかけにもなり、幸い要求されてきたことを少しづつ提供できてきたのかと、思います。
今後も今回の増築を活かして、これからますます多様化されるご希望にそえられるよう、新規設備を導入し、技術の向上に努めてまいりたいと思います。お客様には、うまく山形営業所を活用していただき、お互いにメリットが生まれ、長くお付き合いができますよう、この場を借りてお願い申し上げます。
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先日、地元で国際交流イベントがありました。「ザ・ワールドフェスタinひがしね」という催しで、自分は見て回るのは好きですが、スタッフ側で参加するのは初めてでした。
出展した国はアメリカ、カナダ、ペルー、中国、韓国、タイ、日本、これに東根市さくらんぼ国際交流協会、フェアトレード商品の紹介などがありました。会場は、3ヶ所に分かれ、各国の音楽や踊り、ブースを設置して各国の紹介、また12:00からは、各国料理の試食なども振舞われました。自分は会場設置や料理の手伝い、接客などで周りを見られなかったのですが、ショーや料理も大変好評だったようです。来客の方は、日本とは違う文化や服装、民芸品などに興味を持ったようでした。接客する外国の方も、日頃できない自分の国の紹介を、広く市民の方や子供たちにすることができ、うれしそうでした。
今回初めて手伝わせてもらったのですが、こういったイベントにはボランティアの方や市役所の方など、多くの人が協力して盛り上げていると実感しました。見て回るのとは、また違う楽しみ方もできますので、皆さんも地元の国際交流のイベントに参加されてみてはいかがでしょうか。
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