私が魚に接したのは、小学校の2年生のときでした。ガキ大将が近所の小学生達を手下に従え、川へ繰り出し私たちに自分を誇示する行動を見せつけました。手製の水メガネ、クギでつくったヤス、ポケットには肥後ナイフ、マッチ、おまけに塩まで持っていました。私たちからすれば、ただ、ただ「スゲー」のひとこと、今では幻の魚になりつつあるカジカをヤスで突くのです。皆さんもお分かりでしょう。魚、塩、マッチ、そうです!塩焼きにして食べるのです。興味を持ち始めたのは、自分で獲った魚が食べられると言う単純な理由だったと思います。その薄れかけている記憶から42年、今自他共認める釣りバカに成長しました。そんな釣りバカから一言。
仕事も釣りもその人の性格を表します。釣りは釣竿を出しているだけでもストレスの解消にはなります。しかし、それなりの成果しか上げられません。ここからが分岐点、悔しい思いが強いか?仕方が無いとあきらめるか!その1歩上を目指すだけでも大変な努力が必要となります。仕掛けの選択、ポイントの選択、魚の習性、地形、潮の干満、その他複雑な要素を把握して挑んでも満足がいく釣果すら上げられません。それでもまた試行錯誤しながら再度、挑みます。
私は努力や熟練だけでも釣れる確率が定まらない何とも言えないこの魅力に
とりつかれてしまいました。今まで見えていなかったことが釣りを通じて見えることもあります。たかが釣り!されど釣り!人生教わることが沢山あります。見聞を広げるために!
皆さん、釣りをしてみませんか?
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